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2026-r1c178781-2行政・公共最終確認 2026-10-14 17:47

大阪市の個人情報に係る事務処理誤り等(2026年8〜10月の月次一括公表・計40件、単一事案の最大対象は168人)

公表日

大阪市
続報あり設定不備紛失・誤送付

大阪市は、2026年8〜10月に3回に分けて、個人情報の事務処理誤り等を合計40件公表しました。1件あたりで最も多いのは、メール誤送信の168人です。

対象者は?

公表された事案の関係者で、市民や保護者などが含まれます。1件あたりの対象は、1人から最大168人まで幅があります。外部からの攻撃によるものではなく、メール誤送信、書類の誤交付・誤送付、クラウドの閲覧権限の設定誤り、答案用紙の紛失などの事務処理上の誤りです。事案によって、氏名、既往歴等、成長曲線、住民票のマイナンバー等の記載などが含まれます。全事案のデータの内訳は公表資料に示されていません。

個人名は公表されていません。該当する場合の本人への連絡方法は、公表資料には書かれていません。内容は、大阪市の公表資料で確認できます。

何が起きたのか

大阪市は、個人情報に関する事務処理の誤りを毎月まとめて公表しています。8月7日に16件、9月9日に11件、10月9日に13件が公表され、合計は40件です。内容は、メールを違う人に送ってしまった、書類を別の人に渡したり送ったりした、クラウドサービスの閲覧権限の設定を誤った、答案用紙をなくしたなどです。最も対象が多かったのは、生涯学習事業の連絡メールの誤送信で168人でした。クラウドサービスでの資料添付誤りは157人、会議等の案内メールの誤送信は73人でした。

なぜ起きたのか・なぜ広がったのか

外部からの攻撃ではなく、メールの送信、書類の交付、クラウドの設定といった事務の中での誤りです。個々の事案の詳しい原因は、公表資料には書かれていません。

いまの状況2026-10-09 時点続報待ち

大阪市は、関係者におわびし、再発防止に努めるとしています。10月9日には、年度別・所属別の状況(9月20日現在)もあわせて公表しました。事案ごとの詳しい再発防止策や補償については、まだ発表されていません。

企業として考えたいこと

自社でも、メールの宛先確認、書類の宛名照合、クラウドの共有設定といった日常の作業で、誤りを防ぐ仕組みと、起きたときに件数や原因を記録する仕組みはありますか。

技術的な要約

大阪市は、個人情報に係る事務処理誤り等を月次で一括公表しており、2026年8月7日(16件)、9月9日(11件)、10月9日(13件)の3回分が対象である。内容はメール誤送信、書類の誤交付・誤送付、クラウドサービスの閲覧権限の設定誤り、答案用紙の紛失などで、外部からの攻撃ではなく事務処理上の誤りである。単一事案での最大の対象は、生涯学習事業に係る連絡メールの誤送信の168人で、クラウドサービスにおける資料添付誤りは157人、会議等開催に係る案内メールの誤送信は73人であった。市は関係者へのおわびと再発防止に努めるとしている。

公開情報が限られている点について
公表資料は大阪市の月次一括公表3件のみで、公式以外の出典はない。各事案の原因、再発防止策、データ種別の全体内訳は示されていないため、解釈の節は事案名から読み取れる範囲にとどめた。
侵入
—
被害発生
—
検知
2026-06-25
第1報公表
2026-08-07 14:00
最新続報
2026-10-09 14:00
侵入 → 検知
—
侵入日が非公表
検知 → 公表
43日
データ(上限)
168人
確定 —
波及先
—

攻撃の分類

侵入口
不明
外部からの侵入ではなく、事務処理誤り(メール誤送信、誤交付、誤送付、紛失、クラウドサービスの閲覧権限の設定誤りなど)による漏えい。侵入口に該当する情報は公表されていない。
脆弱性
判明している脆弱性はありません
攻撃者
特定・主張なし
ATT&CK
—

影響

業務停止
なし 業務停止に関する公表はない。
データ
確定上限 168確定 —人
氏名メール健康情報マイナンバーその他
records_max は単一事案の最大対象人数(生涯学習事業に係る連絡メールの誤送信168人)。他に、クラウドの資料添付誤り157人、会議等開催案内メールの誤送信73人、封筒宛名シール貼付誤り67人、幼保企画課の閲覧権限設定誤り84人など。一括公表件数は8月分16件(うち5件個別公表済)、9月分11件(うち2件)、10月分13件(うち2件)。データ種別は事案名から読み取れる範囲(氏名等、既往歴等、成長曲線、マイナンバー等の付番誤りに伴う住民票の誤記載など)で、全事案の内訳は示されていない。
波及先
—
金銭影響
—
サプライチェーン
—

時系列

  1. 2026-06-25
    こども青少年局幼保企画課で、クラウドサービスの閲覧権限の設定誤りに伴う添付ファイルの誤表示(84人)を報告。6月26日に個別公表。1
  2. 2026-06-26
    こども青少年局中央こども相談センターの説明会案内メールの誤送信(17人)を報告。6月30日に個別公表。1
  3. 2026-07-10
    教育委員会事務局初等・中学校教育担当で身長体重成長曲線・肥満度曲線の誤交付(20人)を報告。7月13日に個別公表。1
  4. 2026-07-16
    西区役所総務課で封筒宛名シールの貼付誤りに伴う氏名等の漏えい(67人)を報告。7月27日に個別公表。1
  5. 2026-08-07 14:00
    令和8年6月21日〜7月20日分として16件(うち5件は個別公表済)を一括公表。市はおわびと再発防止に努めるとした。1
  6. 2026-08-18
    こども青少年局幼保企画課で、クラウドサービスにおける資料添付誤りに伴う氏名の漏洩(157人)を報告。8月20日に個別公表。2
  7. 2026-08-19
    消防局総務課(法務)で会議等開催に係る案内メールの誤送信(73人)を報告。8月20日に個別公表。2
  8. 2026-09-07
    教育委員会事務局生涯学習部で生涯学習事業に係る連絡メールの誤送信(168人)を報告。9月8日に個別公表。3
  9. 2026-09-09 14:00
    令和8年7月21日〜8月20日分として11件(うち2件は個別公表済)を一括公表。2
  10. 2026-10-09 14:00
    令和8年8月21日〜9月20日分として13件(うち2件は個別公表済)を一括公表。あわせて年度別・所属別の状況(9月20日現在)を公表。3

技術解説

月次一括公表の範囲 事実

大阪市は個人情報に係る事務処理誤り等を月次で一括公表している。2026年8月7日14時に令和8年6月21日〜7月20日分16件(うち5件は個別公表済)、9月9日14時に7月21日〜8月20日分11件(うち2件は個別公表済)、10月9日14時に8月21日〜9月20日分13件(うち2件は個別公表済)を公表した。3回の合計は、各回の件数を足すと40件になる。10月9日には、年度別・所属別の状況(9月20日現在)もあわせて公表された。市は各回とも、関係者へのおわびと再発防止に努めるとしている。

事案の種類と対象人数 事実

公表された事案には、メールの誤送信、書類の誤交付・誤送付、封筒宛名シールの貼付誤り、クラウドサービスの閲覧権限の設定誤りに伴う添付ファイルの誤表示、教科テストの答案用紙の紛失などがある。対象人数が大きいものは、生涯学習事業に係る連絡メールの誤送信が168人、クラウドサービスにおける資料添付誤りに伴う氏名の漏洩が157人、閲覧権限の設定誤りが84人、会議等開催案内メールの誤送信が73人、封筒宛名シールの貼付誤りが67人である。一方、1〜3人の事案も多い。住民基本台帳ネットワークシステムでのマイナンバー等の付番誤りに伴う住民票の誤記載は2人、結核接触者健診結果説明時の既往歴等の漏えいは1人である。

小さな誤りが多数の部署で繰り返される構造 解釈

公表資料の事案名を見ると、外部からの侵入ではなく、日常の事務の中での誤りが中心である。所属も、区役所、消防局、教育委員会事務局、こども青少年局、財政局など幅広い。メールの宛先設定、書類の封入・宛名貼付、クラウドの権限設定といった人の操作に依存する場面が目立つ。ただし、個々の原因や再発防止の具体策は今回の資料からは読み取れない。そのため、同種の誤りが部署をまたいで起きているのか、偶発的なものかは断定できない。大規模な事案が少数ある一方、1人規模の事案が大半を占めている点が、全体像を読み解く際の特徴と考えられる。

公表のあり方についての見方 解釈

月次の定期公表に加え、規模の大きい事案は個別に報道発表している。この二段構えは、市民が全体の傾向と重大事案の両方を把握しやすい形だと考えられる。10月に年度別・所属別の状況も示された点は、傾向を見る材料になる。一方で、今回の資料の範囲では、全事案のデータ種別の内訳、原因分析、本人への通知方法、個別の再発防止策までは確認できない。これは市が実施していないという意味ではなく、公表資料に記載がないということである。月次の件数推移を継続して見ることで、対策の効果を評価できる余地がある。

対応

封じ込め
—
公表の仕方
月次で個人情報に係る事務処理誤り等を14時に一括公表(8月7日、9月9日、10月9日)。一部は個別に報道発表済み。市は関係者におわびし、再発防止に努めるとしている。10月9日にはあわせて年度別・所属別の状況(令和8年9月20日現在)も公表した。
当局対応
—

教訓と対策

教訓具体的な対策
クラウドサービスの閲覧権限の設定誤りは、数十〜百人超の規模で情報が見える状態につながる。共有リンクや閲覧権限の既定値を「組織内の指定ユーザーのみ」にする。資料を共有する前に、第三者が権限一覧を確認するチェック手順を置く。共有設定の変更は監査ログで定期点検する。
連絡メールの誤送信は、今回の単一事案で最大の168人に及んだ。多数の宛先への一斉連絡は、手入力のBCCではなく一斉配信機能を使う。送信前に宛先確認の待機時間を設ける。外部ドメインを含む送信には、メールゲートウェイで警告や承認を求める。
書類の誤交付・誤送付や宛名シールの貼付誤りは、手作業の確認に依存しており、1人規模の誤りが多数の部署で起きている。封入・交付時に、宛名と内容の照合を二人で行う。宛名ラベルは、システムで作る帳票と一体で出力する。バーコードや照合番号による突合も検討する。
住民票へのマイナンバー等の付番誤りのように、高機微の情報を扱う基幹業務にも誤りは生じ得る。入力内容の二重確認とシステム上の整合性チェックを組み込む。訂正履歴を残し、誤記載を見つけた場合に影響範囲を即座に洗い出せるようにする。
月次公表で件数と所属別の状況を見られるようにすると、傾向の把握に役立つ。事案を原因区分(宛先誤り、権限設定、紛失など)で分類して記録し、四半期ごとに集計して、件数の多い区分に絞った対策を実施する。

自組織などでの確認項目

  1. 自組織で、クラウドサービスの共有設定の既定値と、共有範囲を定期的に点検する仕組みはどうなっているか。
  2. 多数の宛先に送るメールで、宛先ミスを防ぐ仕組み(BCC強制、送信前確認、外部宛警告)が実際に使われているか。
  3. 紙の書類の誤交付・誤送付を、二人確認以外の方法で防げているか。誤りが起きた際に、原因を分類して記録し、傾向を見ているか。

未解明点

  • 各事案の原因(人為的な宛先ミスか、手順や設定の問題か)と、個別の再発防止策の内容は、公表資料には示されていない。
  • 全事案について、漏えいした情報の種類の内訳と、誤送付先からの回収・削除が確認できたかは公表されていない。
  • クラウドサービスの閲覧権限の設定誤りについて、情報が実際に閲覧されたかどうかは、今回の資料からは分からない。

出典

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